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図2−3−3 インターネットと他のネットワークとの接続

出典:オープンネットワーク環境におけるECの推進

(JIPDECシンポジウム資料)

 

 

(イ)専用線IP接続

もともとインターネットは、大学や研究所間を接続する目的で計画されただけに、当然24時間体制の運用が前提となっているところから高速専用線が利用されてきた。専用線の場合は固定料金であるため、通信量にもある程度寛容でいられることもあって、インターネットで開発される機能はほぼ享受できる。したがって、サービスを提供する側にとっては、利用者からの要望に常に応じる必要からこの形態がとられるし、プロバイダーも当然この範中に入る。一般的には、64Kbps−6Mbpsのデジタルの専用線が利用されているが、プロバイダーなどの基幹回線には45Mbps以上の高速回線の利用が増えている。

 

(ロ)ダイアルアップIP接続

大組織やプロバイダーなどのように24時間接続の必要性のない個人での利用では、自分が必要な場合にのみつながっておればよいので、公衆回線をベースとしたダイアルアップIP接続が利用される。ただし、この場合は、常に接続されているわけではないので、対外的なサーバを社内に設置するには適していない。つまり、相手が必要な時につながらない可能性があるため、必要な場合はプロバイダー側にサーバを設置してもらい、送られてくる電子メールなどはいったんここに蓄積してもらい接続時に取り組む方法がとられる。また、自分のホームページについても同様に、

 

 

 

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